
Shall we dance?でおなじみ周防監督の最新映画、
それでもボクはやってないがいよいよレンタル開始となったので、早速借りてきました。
ご存知の人も多いと思いますが、それボクは、日本の冤罪裁判の現状について
事実に忠実に作られた映画です。
通勤で電車を使う男性の方は、ぜひ見ておくことをお勧めします。
映画は、痴漢に間違われてつかまった青年が
無罪を証明するために裁判を重ねていく・・・といった内容なのですが
本当にこういうコトが実際行われているのかと思うと
背筋が凍ります

例えば、自分は犯人ではないのに、間違って警察につかまって
しまったりすると、その人はほぼ有罪確定。
無実の罪なのに、前科1犯です。
たとえ裁判に持ち込んでも、
無罪を証明して、勝訴できるのは数パーセントなんだそうです。
潔白の人が有罪になるはずがない、と私も思っていましたが
いったん捕まえた人が無罪になることで面子がつぶれてしまう
警察や検察官は攻防に必死だし
そんな彼らに嫌われるのを避けたい裁判官は、無罪判決を
出したがらないんだとか。
裁判で無実を証明したくても、このような現状を前にしては
何も知らない一般市民は、黙ってヌレギヌを着せられるしかないのかと
途方にくれてしまいます。
痴漢に間違われて逮捕されちゃった人のほとんどは
世の中の理不尽さに、悔しい思いをしてきたのでしょうね。
痴漢に限らず、いつ自分にも降りかかるかもしれないトラブル、
日本の現状を知って、できるかぎりの備えをすることが
自分の身を守ることなのだなと思います〜。